家族中心の生活から、
仕事をメインに、人生を切り替え。
結婚が早かったこともあり、本格的に仕事に向き合ったのは、子どもの手が少し離れてからでした。大学は農学系ということもあり、当時は求人の「簿記○級以上」といった条件を見ても、「簿記とは何か?」というほど全くの経理初心者でした。しかし、簿記を学ぶことで自分の可能性が広がるのではないかと感じ、子育てとパートを両立しながら勉強に集中し、短期間で日商簿記2級を取得。簿記の資格を活かして、会計事務所や事業会社で経理や人事労務などを経験する中、次男や長女の出産、夫の転勤とライフイベントも多くありました。長女の小学校就学が見えてきた頃、改めて『仕事をしっかりと行いたい』と考えるようになり、大手会計システム会社の経理アウトソース部門に転職。そこから本格的にキャリアをスタートさせ、グローウィン・パートナーズ(以下、GWP)に入社しました。GWPを選んだ理由の一つは、採用過程で感じた企業としての対応の速さ。他社と比較しても、質問や問い合わせなどの返信が早く、面接で出会った方々も明るく穏やかな人ばかりでした。また、前職では連結決算をメインとしたアウトソースのため携われる業務の範囲が限られていました。一方、GWPではコンサルティングという視点から、より広範な業務に携わることができるため、自分の世界をさらに広げられると確信し、GWPへの転職を決意しました。

知らないことに取り組む楽しさが、
成長の原動力。
現在の業務内容は、単体決算、連結決算、開示業務のほかIPO支援、これから経理BPOの事業化を目指す企業に向けた人材育成など、一言では表しきれないほど。幅広い業務を担当する中で、経験を活かせる部分もあれば、新たな挑戦も多くあります。しかし、新しい業務に取り組むことへの不安は一切ありません。むしろ、チャレンジによって自分の世界が広がることに、楽しさを感じています。たとえば、IPOに向けた連結決算業務の構築支援を担当し、クライアントにとっての初めての連結キャッシュ・フローを作成するというミッションに挑んだことがありました。連結システムを使う経験はあったものの、設定までを担うのは初めての経験。システムの仕組みを理解しないと適切な仕訳を入れられないため、マニュアルを何度も見返し、メモを書き込み、記載がないことは知見のある方に相談しながら、システムの理解を深めていきました。会計的な知見とシステムでの動きの両方が理解しないと、何が正しいかが見えてこないため、連結決算の専門書とシステムのマニュアルと向き合いながら、毎日試行錯誤を重ねました。もちろん、大変ではありましたが、その過程で新しい知識や経験を得られることが楽しかった。「知らないことに取り組む楽しさ」を感じながら、常に成長し続けることが、私のモチベーションの源です。

誰かの成長が、自分のよろこびに。
育成は、子育てに似ている。
特に印象に残っている仕事の一つに、連結決算支援のプロジェクトがあります。クライアントの経理担当の方は「連結とは何か?」という、全くの初心者。そのため、連結決算の基本からシステムまで、一つひとつ丁寧に説明し、密にコミュニケーションを取りながら、目標に向かって一緒に走っていきました。この過程の中で、お客様が理解を深め、成長していく様子を間近で見ることができました。最終的に「一生懸命に取り組んでいただき、ありがとうございました」と感謝のお言葉をいただけたときは本当に嬉しかったです。クライアントに限らず、社内のメンバーの成長していく姿にも同じくやりがいを感じます。「わからなかったことが理解できた」「できなかったことができるようになった」という瞬間は純粋に嬉しく、子育てに似ているのかもしれません。自分自身が知識やスキルを身につけることはもちろん、それを活かして誰かの成長を支えることこそ、本当の「成長」だと私は考えています。

社内外関係なく、
対等に支え合う「同志」でありたい。
会計事務所に入社した当時は、人とコミュニケーションを取る仕事といえば、飲食店やアパレル販売のイメージしかありませんでした。しかし、クライアントの決算をサポートする中で、人と人が関わり合って信頼関係を築く仕事だと気づいたとき、驚いたと同時に心惹かれたのを覚えています。GWPの仕事も同様に、クライアントと向き合いながらクライアントの経理や会社の成長を支える仕事であり、とても魅力的です。私は、クライアントを対等なパートナーであり、ともに成長し合う「同志」だと考えています。そのために必要な知識・スキルを学び、クライアントやメンバーの成長に貢献していくことがGWPの仕事。今後は、クライアントに対する価値提供をさらに高めるとともに、メンバーがより良く働ける環境作りにも尽力していきたいです。GWPは在宅勤務が可能であり、子どもの行事に合わせてフレキシブルな働き方もできるなど、働きやすい環境だと思います。ただ、男女平等の観点では、さらに発展の余地があると感じています。以前、佐野さん(CEO)との会話の中で「役員層に女性が少なく、まだ改善の余地がある」という話を伺い、同じ意識を持っていることに感銘を受けました。GWPのさらなる成長に期待するとともに、私もここで挑戦を続け、さらなる価値貢献をしていきたいと考えています。
