Growth Interview メンバーインタビュー

Growth Interview
02

定年後を見据え、決意した転職。
ここから「to be」をともに導く存在へ。

ERPコンサルティング部
シニアコンサルタント
林 尭史
Takafumi Hayashi

大手中小企業向けのパッケージベンダー出身。財務会計、人事労務、販売管理、原価管理などの分野における、システム構想から導入支援に至るまで幅広い関与経験を持つ。これまでに関わった企業は300社以上にのぼり、既存業務の可視化や業務削減の提案、業務標準化に関する取り組みに従事している。

自分に何が残るだろうか。
営業一位でも、生まれた迷い。

転職を考えたのは、35歳の頃。それまでは、業界大手のパッケージベンダーに新卒で入社し、11年間勤務しました。最初の配属は北海道の拠点に7年、その後北陸で4年。ありがたいことに、全拠点で営業成績1位も獲得できました。このまま日本全国の拠点を渡り、営業として成績を残す道もありましたが、ある時「このままでいいのか」と疑問を抱きました。扱う商品は業界でトップシェア。この成果は本当に自分の実力だろうか、それとも会社のブランド力なのか、と考えると確信が持てなかったのです。そしてふと、定年後の自分を想像したとき、1つのソリューションしか知らないことに危機感を覚えました。より多くの選択肢やアプローチ、人との出会いがある学びの多い環境に身を置いた方が、自分の可能性を広げられるのではないか。そう考えていたある日、定型文ではない熱意のこもったメッセージを受け取ったのです。それが、グローウィン・パートナーズ(以下、GWP)からのスカウトメールでした。一般的なコンサルティング会社というよりも、クライアントと共に成長していく姿勢と「成長と成功」のメッセージに共感し、新たな挑戦を決意しました。

自分に何が残るだろうか。営業一位でも、生まれた迷い。

導入した後まで、責任を持って描き切る。

入社後は、ERPコンサルティング部で企業の基幹システムの構想策定から構築までを担当しています。求められるのは、プロセスの変革を重視し、お客様の立場になって考え抜くこと。経営者の視点が必要な場面もあれば、ユーザーの目線で捉えるべき場面もあり、多角的なアプローチが必要とされます。前職でもビジネスプロセス・リエンジニアリングに携わっていましたが、「導入後のその先まで見据える視点」の重要性を実感したのは、GWPに入社してからでした。前職でも、複数のシステムを組み合わせて最適な仕組みを設計・導入した案件がありましたが、稼働率は想定の5割程度。お客様には満足いただいたものの、システム導入が目的化してしまい、実際の業務運用まで踏み込めていなかったことに課題感を持っていました。本当に価値となるのは、導入後の現場定着や、そのシステムを最大限に活用して、お客様が求めていた以上の成果を実現すること。導入後まで描き切ることこそが、我々GWPの命題じゃないか、と思っています。

導入した後まで、責任を持って描き切る。

100%では、納得で終わる。
105%、期待以上を生み出すために。

コンサルタントの提供価値は一律に測れません。「己自身」という商品をどう売るか。これが非常に難しいですが、同時に、コンサルタントの醍醐味でもあります。特に印象深かったのは、前職時代にご縁があった方からいただいた案件でした。意気揚々とスタートさせたものの、最初の1ヶ月は予想以上に苦戦しました。お客様側の統括マネージャーの方が、コンサル経験をお持ちであり、求められるスピードや進行方法に私が追いつけなかったのです。さらに、「ユーザーの声は聞かなくていい」と言われたことにも戸惑いました。お客様が本当に目指している未来が見えないまま、どうやって再構築していけば良いのか。悩みましたが振り返ると、お客様が求めていたのは「as is(現状)」ではなく、「to be(未来)」を共に描くことだったのです。その気づきから、お客様の理想像を私なりに言語化して共有し、未来を一緒に考えていくプロセスへとシフト。結果として、お客様から「短い期間の中で、我々の課題や理想を的確に汲み取り、期待を超える成果に繋げてくれた」と、大変満足いただけました。私自身、学びの多い案件だっただけでなく、お客様からも「GWPから学びがあった」と言っていただけたことは印象的でした。サービスの価格は私たちが提示しますが、その価格に見合う価値を決めるのはお客様です。100%の納得で終わってしまうと、それ以上の価値にはつながりません。だからこそ、105%の期待の超える価値を提供しなければならない。徹底的に考え抜き、泥臭く取り組むことが、次につながる信頼を生むのだと強く感じています。

100%では、納得で終わる。105%、期待以上を生み出すために。

未来を描くコンサルティングで、
世界をより良い方へと変えていく。

IT技術は日々進化しており、それに伴いコンサルタントが提供する価値も大きく変化する必要があると考えます。求められるのは「as is(現状)」に固執したマイナーチェンジではなく「to be(未来)」を実現していくための大きな変革。そのためには、常に情報のアンテナを張り、探究心を持って、自ら積極的に情報を収集する姿勢が不可欠です。また、得た情報をただ並べるのではなく、自分なりの視点を持ち、「こうした未来も実現可能なのではないか」と新しいアプローチを提案することが、今後のコンサルタントに求められる役割だと考えています。完璧な答えを最初から持っている必要はありませんが、自分なりの仮説を持たなくてはなりません。その意識が欠けると単なる作業者になってしまい、本当に価値のない存在になってしまうと感じます。私も少しでも足掻きながら、絵に描いた餅ではない未来を、共に導けるようなコンサルティングを目指していきたい。そんなコンサルタントが増えていけば、企業とコンサルタントの好循環が生まれ、世界がより良い方向へ進んでいくと信じています。コンサルタントという仕事は一見ハードルが高く見えるかもしれませんが、実際は情熱を持ってお客様のために泥臭くやり抜く世界です。この本質は、どの仕事でも変わりません。コンサルタントを視野に入れていない方にもこの仕事の魅力を知っていただき、一緒に未来を描き、学び合えることを願っています。

未来を描くコンサルティングで、世界をより良い方へと変えていく。