SCSKグループと協業のお知らせ ー「BPaaS」提供開始ー
当社(以下:GWP)はSCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)とSCSKサービスウェア株式会社(本社:東京都江東区、取締役社長:渡辺 篤史、以下SWC)と企業の経理・財務業務に関する新しい形のBPOサービス「BPaaS※」の提供を開始します。
BPaaSは、コンサルティング、システム、業務委託の各プロセスをITで全てモデル化しているため、経理業務改革の短縮が可能です。さらに、経理財務部門の現状業務をSaaSに合わせて標準化し、SCSKのERP「ProActive会計」を利用することで、リソースをコア業務に注力できるよう業務の最適化を実現します。
※ BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)とSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を組み合わせた新しい形のサービスモデル
1.背景
経理業務を取り巻く環境は、労働人口の減少や制度改正などの外部要因に加え、グループ企業の連結決算対応や業務の高度化など大きく変化しています。
これらの変化に対応するためには、業務プロセスの見直しとデジタル化が不可欠ですが、属人化した業務や老朽化したシステムが経理部門の高度化を阻んでいるのが現状です。
このような状況の中、SCSKは経理業務の高度化を目指し ERP「ProActive」を用いて、システム面からの効率化を進めてきましたが、システムの高度化だけでは対応しきれない業務も多くあります。
通常、お客様主体でBPOを検討すると、コンサルティング先の選定、システム選定、業務委託会社の選定、業務委託領域の検討などが必要であり、導入までの期間が長くなる傾向にあります。
このたび、SCSKグループの総合力と、BPOに向けたコンサルティングを得意とするGWPとの協業により、経理業務改革を一気通貫で実現するBPaaSの仕組みを検討しました。
2.ソリューションの概要
SCSKは、自社ERP「ProActive会計」を提供し、実務はBPO業務のスペシャリストであるSWCが担当します。
ERPの導入やBPOに向けた業務の現状(As-Is)と目標(To-Be)の確認、課題の優先順位付けなど、プロジェクト全体のコンサルティングをGWPがサポートします。
■本モデルの特長
BPO実現に向け、業務構築からシステムの導入、BPO業務の仕組み構築までのステップをあらかじめモデル化した一気通貫の経理DXモデルを提供します。これにより、お客様に余計な期間やコストをかけることなく、短期間で効率的な業務のアウトソーシングを実現します。
さらに、グループ会社の業務巻き取りなどで負荷が高まる管理業務をBPOとして委託することで、お客様の経理部門はより高度な企画業務領域にリソースを集中させることができます。また、管理業務を中断させない仕組みにより、経理業務として最低限求められる財務会計責任を外部の影響(急な人員不足やシステムトラブルなど)に左右されずに安定して実行できる運用構築が可能です。
3.今後の展開
2026 年3月までに10社への提供を目指し、より高品質なサービス提供に向けて、お客様のご要望に合わせたさまざまな機能改善や法改正対応を実施します。
また、組織横断的な業務改革や、専門的知識が必要とされる難易度の高い業務支援を通じて、お客様の経理業務における業務プロセスの見直しとデジタル化を推進していきます。